本堂での法要は、檀信徒の皆さんと一緒に読経をしています。住職がお経のページを伝えながら、皆さんにも読んでもらったり、黙読しています。経本自体も読みやすい字に構成してあります。
ご供養
一周忌は、一に周、一年がまわると言うことで、一周忌ということになります。三回忌以降は、数え年になりますので、間違えないように注意しましょう。その年がなんまわり目に入るのかを考えていただくと分かり易いでしょう。当寺では、一周忌・三回忌・七回忌・十三回忌・十七回忌・二十三回忌、二十七回忌・三十三回忌・三十七回忌、五十回忌の法要をとり行わせていただいています。
ご葬儀
現在は、身内だけの葬儀が多くなってきました。曹洞宗の経本、修証義には「生をあきらめ、死をあきらむるは仏家一大事の因縁なり」と書かれています。私たちが生まれ、そして大きくなり、老いて死んで行くという間には、たくさんの人々に支えられて生きてきた。それらのことを思うと、縁が深い方には来るか来ないかは別にしまして、一報を知らせしてはどうかと思います。故人の方をご焼香に来てくれる方は、世話になった思いや、優しい思いを携えて来てくれる方が多いでしょうし、本当に冥福を願ってくれる方ばかりだと思います。
葬儀の流れ
- 枕経(亡くなったらなるべくはやい時間に、故人のためにお経をあげさせてもらいます。その後、故人はどんな人だったのか、趣味や得意だったこと、何が好きでどのような人だったのかを聞かせてもらいまして、それを元に仏名・戒名を決めさせてもらいます。
- 通夜
- 本葬(俗名のままではなく、仏のおん弟子として仏名を受け、この世から旅たっていかれる儀式
- 出棺
- 荼毘(火葬)(火葬が先になることもあります)
- 初七日、法話(仏名・戒名について、ご生前の姿を交えてお話をさせていただきます。)
法話
毎月18日の観音様の日には、日々の暮らしなどを交えながら、仏道のお話をさせていただいています。昔のえらいお坊さんは言っております。
「玉は、みがかれてはじめて光り輝くものとなり、人は錬磨してはじめて悟りを開く人となる。はじめから光のある玉もなければ、はじめからすぐれた、はたらきのある人もあるわけではない。必ず、切磋琢磨せよ、ぜひとも錬磨せよ」と。
自ら卑下して学道を手ぬるくしてはならないといいます。わたしもそのような背筋がまっすぐになるようなお話をしたいものであります。ご依頼があれば、出張して法話に出向かさせていただきます。